夢奇房第13回公演『空とぶクジラと見えない空と』


――最後に、本番への意気込みをお願いします!

佐藤:いままではサークルやコンテストで何度も舞台に立ってきたけれど、今回は夢奇房の公演ということで、このショーに沿った自分のパフォーマンスを、マルクとして演じることをしっかり頑張りたいと思います。

――おっ!佐藤さんらしい真面目な意気込みですね!
ではでは井岡さん、お願いします。

井岡:ま、真面目じゃないほうが……いいかな?

佐藤:真面目じゃないの、見てみたい(笑)

井岡:ええ!それはそれで難しいよ(笑)
そうですね、舞台に立つからには恥ずかしくないように。

――あらら、なんだか控えめですね?

井岡:……ではなく、他の演者さんを圧倒するような演技をしたいですね。全員、倒しちゃいます!(笑)

佐藤:き、気をつけないと。

――では最後に、児嶋さんお願いします。

児嶋:井岡さんに倒すなんて言われてしまいましたけど、自分はもう、勝っています……!!

佐藤&井岡:強気!(笑)

児嶋:超不思議な空間を作り出すので、楽しみにしててください!

夢奇房第13回公演『空とぶクジラと見えない空と』

――ありがとうございました。
それぞれ技にこだわりあり、道具に工夫ありと、おもしろそうなパフォーマンスが見られそうです。
もちろん、マジシャンではなく役者としての3人にも注目ですよ。

次回は第二部の冒頭に登場する演者3人。
主人公ピクトの絵本3冊目の登場人物です。
ベテラン演者に今回初登場の役者を交えた対談です。お楽しみに!

※1 スライハンド……手先の技術を要する手品。

※2 マテ……マジックテーブルのこと。舞台上に置いて、演技中に道具を取ったり置いたりする。MTとも呼ぶ。

※3 メリケン……アメリカンハットのことでステージマジックの種目の一つ。
空の帽子などから花などを次々にたくさん出す手品。


■プロフィール

佐藤 啓
慶應義塾奇術愛好会OBで、現在はロボット工学を研究する大学院生。
コンテストなどでの芸名はK-sato。

マジックをはじめたのは高校生からで、大学ではスライハンド系のディスクやカードを使ったマジックを主にやってきた。

趣味は映画鑑賞で、好きな監督は細田守。


児嶋 達
早稲田大学マジッククラブの4年生。愛称ちゃらこじ。

所属は文化構想学部で、卒業論文を「学生マジック文化とは」で書き上げたところ。

得意なマジックはメリケンハットだが、1・2年生のときジャグリング(ボール)もやっていた。
学生マジック選手権にも出場した経歴を持ち、今後は他のコンテスト出場も考えており入賞目指して精進している。

【主な出演作】
2015年 第12回公演「虹の独唱歌(アリア)」 ミリオーニ(メリケン)


井岡 華子
東洋大学マジシャンズソサエティ出身。愛称はなちゃん。
夢奇房には第10回から参加し、第12回まで進行スタッフを務めていたが、今回満を持してパフォーマーとして登場する。
手品で使う道具は、主にウォンド、マスク。
2014年のTMA(※)で3位入賞という実力の持ち主。

この1月から平日勤務(土日休み)の仕事に転職し、夢奇房の活動にも積極的に参加できることになった。
好きな食べ物はきゅうり。

※TMA……台湾で行われている、マジック・コンベンション。


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