夢奇房第13回公演『空とぶクジラと見えない空と』


――最後に、公演にいらっしゃるお客さんに向けて一言どうぞ。

工藤:創作活動をしている人にはぜひ見てほしいです。伝えたいことはいっぱい詰まっています。あとは、創作という点に留まらず、人の目を気にしてしまうタイプの人。

一同:(笑)

工藤:それはたぶん…僕と近いものがあると思うので。伝わるものがあるといいなと。パフォーマンスとしては…(しばし考えて)なんか楽しいな、ってなればそれで御の字。
別に技術を見せるわけではないです。けど、こまかなこだわりに気づいてもらえるとうれしい。

永山:色んな人が見に来ると思うのですが…マジックをやっている人とか、ジャグリングをやっている人とか。あとは、演劇やっている人とか、そういうの知らないけど、とか。でも、やっぱり全員に楽しんでもらえるようなパフォーマンスの時間になればいいなって思います。

――へー!

永山:難しい技や派手な技など、色々な選択肢はあると思うんですけど。ジャグラー向けとか、どこか向け、ではなく、みなさん向けに。もちろん全部に応えられるわけではないので、ハイレベルな技に挑戦したいという気持ちはありつつ、落とさない正義を。

――落とさない正義。

工藤:それな。

永山:落とさない正義はありつつ…みんな満足、みたいな(笑)

――最後の最後であんがい欲張りだね(笑)

工藤:内側に秘めたしたたかさ(笑)

――工藤さんは作り手として信念が大事って言ったけど、はじめちゃんは素直にみんなに応えたいんだね。

永山:そうですね、ハイ。

夢奇房第13回公演『空とぶクジラと見えない空と』

――ありがとうございました!工藤さんが苦労とこだわりを重ねて作り上げたストーリーの裏話もさることながら、パフォーマーとしての欲をのぞかせるはじめちゃんが印象に残る回でした。
2人が満を持して披露するジャグリングの演技、ぜひ楽しんで頂ければと思います!


■プロフィール

工藤 リョウスケ
九州天神若手会(ジャグリングチーム)出身、第11回公演から夢奇房に参加。

就職に伴い九州から上京、普段は某おもちゃメーカーで品質管理の仕事をしている。
学生時代は、落語に漫才、ものまね芸人など、いろいろな経験を重ねてきた。
尊敬するものまね芸人は、ホリさん。

【主な出演作】
2014年 第11回公演「ルーフボーイ」
ヒューゴ(メインキャラクター)
2015年 第12回公演「虹の独唱歌」
ロッソ(メインキャラクター)


永山 肇
ジャグリングを愛して止まない、社会人2年目。
愛称「はじめちゃん」。

高校時代から本格的にジャグリングを始め、サークルなどには所属していなかったが、大学の学園祭や地域のイベントなどに出演し、そのパフォーマンスを披露してきた。
漫画『ワンピース』をはじめ少年漫画好き。
特にアーロン編がお気に入りだとか。

【主な出演作】
2014年 第11回公演「ルーフボーイ」
アレン(主人公/ボール)
2015年 第12回公演「虹の独唱歌」
シオン(メインキャラクター)


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