カウントダウン対談 第5回


カウントダウンインタビューもこれで5回目。
今回も「姫」に心を奪われた男を演じる人にインタビューします。
「月花‐GEKKA」の客きっての伊達男で、荒々しくて自信に満ちていて、女好き!
そんなレオを演じる三原さんの素顔(?)に迫ります。




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今回の役は、女好きで伊達男、ということですが…

三原:
(以下、三)
この役まわりは…「繰り上げ当選」っていうか。

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こういうキャラを狙って、演技を作ったんですか??

三:
いやいや、狙ってはいない!最初はおとなしいバーテンダーのはずだった。

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お、おとなしい!?
…今演じているレオとはだいぶ違いますね。


三:



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三:



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三:




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おとなしくて優しい店員役のはずだったんですが~(笑)。
佐野プロデューサーの脳内に、演出の神が降りたらしく、
こんなキャラに。

ていうか、いくら演出の構想を
プロデューサーから聞いていたとしても、
自ら姫の取り巻きのイケメンやります!」なんて
名乗り出る演者はそうそういないですよね…(苦笑)。

うん、だから僕はイケメン枠に
「繰り上げ当選」!っていう感じ。
普段はやらないようなキャラなので。

こういう格好つける役は初めてなのですか?

今回のレオみたいな役は、今までやったことなかった。
これまでの演技は自分が楽しいっていうのが
前提であって、格好つけるというのはあったけど、
女性にもてようってのはなかったね!!

もてる男性の演技か~!



三:
少なくとも、女っ気を感じさせる演技は今までしたことなかったよ。
「さわやか演技じゃ駄目!」って批評されたりして、それが案外しんどかった。

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初めて演じる役柄って難しいですよね。

三:
そうそう、演技がどうなってるのか、どうすればいいのか、自分ではわからないし。
自分は今まで、「とにかく盛り上げる!」っていう演技ばかりだったから、
だれか特定の子ひとりを目当てに立ち回るような演技が、実はだいぶ厳しい。
今までの癖で、全員にアピールしたくなっちゃう。

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三:



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三:








今回は前回よりも、演出面での登場シーンも
多いですね。

パフォーマンスがないところで演技っていうのは、
意外とつらいね。
手品をしてたほうが楽かも(笑)。

慣れないと、そうかもしれないですね。

自分のパフォーマンス以外のところで出番があると、
演順がまわってくるまでどう心の準備をするか、
とかいうのがだいぶ変わってくるんだよね。
幕間が有るかなしかでかなり違う。











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フレアの演技はやっぱり…大変!?

三:
うん!!

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お酒のビンやらを投げるフレアの苦労話を、ぜひ聞きたいです(笑)。

三:
(苦笑)…怖いんですよね!ビンって割れるもんだから!!

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三:





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三:


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三:




そうですよね~。

やっぱりねー、ビンって投げちゃいけないもんだと
思う(笑)。
ビンが自分に向かってきたら、当然よけるでしょ。
フレアに挑戦するには、まずはここの克服から。
ていうか、ほんとは今でも怖い!

そうですよね! でもそれを使うからこそ、
お客さんにはハラハラドキドキ感を体験させることが
できるんですよね。

そうだね、割れないボトルを使うっていう選択肢も
あるけど、あえて本物のビンを使ってますよ。

練習も大変そうですね。

どうしても練習場所は外になっちゃうんだよね。
動いている時はいいんだけど、帰り道が寒い!!
ていうか、そもそも外は寒いから、練習しようって
決心して部屋を出るのがきつい(苦笑)。





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気合い入れないと、寒さは乗り切れないですね…。

三:
ジャグラーの皆さんはどこででも練習できていいなーなんて思ってたけど、
そんなことはなかったね!!







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三:



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三:





今回の見どころは??

お酒をつくるときは、できるだけレシピに忠実に
つくるようこだわっています。
実際のフレアに近いものを目指してるよ。

よくできているルーティンで演じると同時に、
きれいに見せられるといいですね。

フレアはまぁ…やってて怖いんけど(苦笑)、
おもしろいよ。
今回の公演だけで終わらせるつもりはない!
万人に受けるんだよね。
お酒を使ってるのに案外子どもにも受けるから!
それと、ただのフレアじゃなくて、
手品師がやってるってのを出したい。
だから、見どころはたくさんありますよ!!





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ありがとうございました。
フレアの演技と格好つける伊達男の演技。
両方とも、とてもおもしろい要素ですから、本番のレオの演技はぜひ期待したいですね!
「姫」を取り巻く男性陣のインタビューは今回で一段落。
次からは「月花‐GEKKA」に訪れた女性陣や店員役に焦点を当てていきます!







1983年9月16日生まれ、27歳。

大阪大学奇術研究会出身。

夢奇房には昨年から参加している比較的新しいメンバーだが、
馴染み度は古株なみ。
就職に伴い大阪を離れ上京し、都内某所の某玩具メーカーに
勤務している。
夢奇房では少数派の「関西出身」。

わちふぃーるどをこよなく愛する。
趣味はメダルゲームと読書(主に推理小説)。

【主な出演作】
2010年 第7回公演「サーカスの魔法は街を包んで」
                         B(カード)