夢奇房第14回公演まで、あと6日です。
カウントダウンインタビュー第4回目はなんと、夢奇房第1回公演から関わってきた2人による対談です。
仕事に家庭に忙しい中、どのようにそのパフォーマンスを作り上げてきたのでしょうか。

夢奇房第14回公演『ナイトショーは大胆に』カウントダウンインタビュー タイトル
子育て真っ最中でも舞台にかける思いは熱い!

夢奇房第14回公演『ナイトショーは大胆に』カウントダウンインタビュー

――それではまず、今回の役どころについて、聞かせてもらえますか?

市川:メラニーという役で、キャバレーの音楽担当をしている女性です。

――アコーディオンですよね!

市川:ステージ脇で目立たず勤務しています…ほかのメンバーを若いなあと思ってみてます。

秋山:自分の演じてるオービルは、キャバレーの裏方。美術担当で、道具に絵をかいたりしているよ。

市川:今回は私出番が少ないからなあ…秋山君のオービルは結構大事な役だよね。

秋山:いや、自分もそんなに。

市川:えー!!パフォーマンス以外にも出演シーンがあるじゃない!

秋山:オービルはパフォーマンスとそれ以外のところ、結構性格ちがうよなあ…裏表を感じるね。

市川:二重人格??

秋山:そうかも?(笑)実はシリアスな方が演技しやすかったり。

市川:意外だなー。普段とのギャップがすごいあるよ。

秋山:でも、台詞はないから台詞ある人と並ぶと緊張する…

市川:そうだね、ジェスチャーで伝えなきゃいけないから、周りとはテンポというか、呼吸を合わせなくちゃだね。

秋山:マジシャンばっかりやってるから、道具なしで人前にたてる役者さんは凄いと思うよ。

――なかなか難しいんですね。

夢奇房第14回公演『ナイトショーは大胆に』カウントダウンインタビュー

秋山:メラニーさんは確かに出番少ないけど、かなり印象的なシーン。

市川:そうか、そうだよね。

秋山:アコーディオンは何年目になるんだっけ?すごく上手くなった感じがするよ。

市川:ありがとう~!第11回公演からやってるから、4年半くらいかな? 基本演じてるのはお母さん系だ(笑)。

秋山:アコーディオンやる前は、クラウンと、ジャグリング少しだったよね。なんでアコーディオンはじめたんだっけ?

市川:なんでだろう、クラウンだけだと物足りなかったからかなぁ。 クラウンだけを突き詰めてると行き詰ってきたり。

――同じ演目をずっとやっていると、そういうときもあるんですね。

秋山:そうだね。

市川:何か新しいことをって思って、もともとピアノ習ってたし楽器かなって思ってアコーディオンを始めました。

秋山:何か新しいことを始めるのは大変だけれどね。




――お2人は、どうやって練習とかの時間を作ってるんですか?

市川:時間はいくらあっても足りないけど(苦笑)。
最近は続けられるか?っていうのをよく考えるようにしているよ。

秋山:そうそう。続けるために自分は、熱量を上げすぎないようにしているよ。
できるだけ平熱で、要所要所で本気を出す、みたいな。

市川:ペース配分って大事だよね。

――経験をこれまで積んできたからこその、意見ですね。参考になります…。

夢奇房第14回公演『ナイトショーは大胆に』カウントダウンインタビュー

秋山:長くやってるとペースはわかるね。自分は夏から曲探し。

市川:秋山君は早くから動いてるよね、先手先手をいつも打っている感じ。

秋山:勝負ポイントは、11月のルーティン発表、で、12月の最後の練習で年末年始の過ごし方が決まる。
あとは年明け合宿の翌週かなあ。

市川:全員がこれくらいの前倒しだといい刺激になるよね。

秋山:今回、パラソルの 2人は春からやり始めていてすごいなって思った。
若い子の演技は刺激になるね!

市川:負けませんよっ!

――秋山さんは、娘さんの面倒も土日に見ているし、家族サービスちゃんとやっててすごいです。
市川さんは、まだ乳児の娘さんの子育て真っ最中だし…!

秋山:乳児がいながら、母での出演は夢奇房初だ。

――母親をやりながら出られた理由は何でしょうか。

夢奇房第14回公演『ナイトショーは大胆に』カウントダウンインタビュー

市川:父親(夫S)の協力。これしかないわー。

秋山:家族がいる人は、家族のありがたい協力があってこそだね。
感謝しなければ!

市川:土日に子どもの面倒見てもらうだけじゃなくて、途中、心が折れそうな私を叱咤激励してくれたり。

――素敵ですね!

市川:3月には自分も舞台に出ると言い出したり。交代で練習に出かけたり。

――旦那さんも、夢奇房所属のジャグラーですものね。

市川:秋山君はほんと、何年も連続で出てるのはすごいよ。

秋山:まあ、自分も家族の協力や理解があってこそのものだから。
自分自身は、2か月くらいしか本気出してなかったり。

市川:それは早めの積み重ねがものを言ってるよね。

――これからは、こういう家族持ちのメンバーも増えていくでしょうね。

市川:今年は子連れで小屋入りだ…

秋山:そういう光景も普通になっていく団体でありたいね。
うちの団体なら、いろんな立場の人が活躍できるような。

市川:そうだね、経験値を積んで、後輩の子も面倒見るぞ!

秋山:自分ら世代は、若手に前例を作って歩きやすくする存在だ!




――では最後に、本番に向けて意気込みをお願いします!

市川:子連れでも遠慮なくやる!!

――おおー!!

秋山:子持ちだけど、一番を目指す!

――お2人ともさすがです…

市川:舞台に対して力のかけ方は変わったけど、今年は今年で全力でやっているので、きっちりゴールしたいと思います。

夢奇房第14回公演『ナイトショーは大胆に』カウントダウンインタビュー


――ありがとうございました!
お子さんを持ちながら心はホントに熱いですね!

次回は、Blue Moon のメイク係・マーベラを演じるれおなさんと、アナウンスを務めているミーナを演じる池端さんの対談。
アネゴのようなしっかりしたマーベラと、引っ込み思案らしいミーナ。
はたしてどんな話が聞けるのか……お楽しみに。



夢奇房第14回公演『ナイトショーは大胆に』カウントダウンインタビュー

夢奇房には第1回公演から参加している、古参メンバーの1人。
第3回公演からは、夢奇房の世界を行き来するクラウンOZとして出演。
第10回公演までの長期にわたって舞台に立ち続け、団体にクラウンを定着させた。
第11回の公演からはクラウンではなくアコーディオン奏者としてデビュー。
夢奇房の古株ながらも常に新しい挑戦を続けている。

【主な出演作】
2004年 第1回公演 「然」 ハイビスカス(シェイカーカップ&クラブパス)
2005年 第2回公演 「凛」 シン(キャラクター)
2006年 第3回公演 「瞬」 OZ(クラウン)
2007年 第4回公演 「シートと黄金の紙」 OZ(クラウン)
2008年 第5回公演 「Fruit on the Wedding Cake」 OZ(クラウン)
2009年 第6回公演 「ゆめ戯草子~ふたりの浦島おかし話」 OZ(クラウン)
2010年 第7回公演 「サーカスの魔法は街を包んで」 OZ(クラウン)
2011年 第8回公演 「常夜の月花」 OZ(クラウン)
2012年 第9回公演 「夢どろぼうの住む街」 OZ(クラウン)
2013年 第10回公演「道化の歩いた道」 OZ(クラウン)
2014年 第11回公演「ルーフボーイ」 モーラ(アコーディオン)
2015年 第12回公演「虹の独唱歌(アリア)」 アズーリ(アコーディオン)

夢奇房第14回公演『ナイトショーは大胆に』カウントダウンインタビュー

法政大学奇術愛好会出身。
夢奇房の前副キャプテン。
夢奇房の旗揚げ公演から演者として出続けており、14年連続14回目の出演(団体最多・最長)。
夢奇房創立メンバーの古株としてメンバーを叱咤激励する、心強い存在。

趣味はプロレス観戦と野球観戦で、東北楽天ゴールデンイーグルスのファンクラブに入っている。
一人娘に対する子煩悩ぶりはほほえましいほど。家族サービスにも精を出す優しいパパである。

【主な出演作】
2004年 第1回公演 「然」 (リング)
2005年 第2回公演 「凛」 ヤン(ファンプロダクション)
2006年 第3回公演 「瞬」 スコア(ハト)
2007年 第4回公演 「シートと黄金の紙」 レザック(アラカルト&ハト)
2008年 第5回公演 「Fruit on the Wedding Cake」 ストラ(リング)
2009年 第6回公演 「ゆめ戯草子~ふたりの浦島おかし話」 時の番人(リング)
2010年 第7回公演 「サーカスの魔法は街を包んで」 ジュウ(マスク&ハト)
2011年 第8回公演 「常夜の月花」 ローク(リング)
2012年 第9回公演 「夢どろぼうの住む街」 ユージン(リング)
2013年 第10回公演「道化の歩いた道」 オオヒト(リング)
2014年 第11回公演「ルーフボーイ」 マドゥルーサ(リング)
2015年 第12回公演「虹の独唱歌(アリア)」 アルロワ(リング)
2016年 第13回公演「空飛ぶクジラと見えない空と」 コータス・パーロック(リング)

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